ブログ

Selective Synthesis of [12]Cycloparaphenylene

Hiroko Takaba, Haruka Omachi, Yosuke Yamamoto, Jean Bouffard, Kenichiro Itami, Angew. Chem. Int. Ed, 2009, ASAP
DOI: 10.1002/anie.200902617

 

”最短カーボンナノチューブ”シクロパラフェニレンの完全化学合成の達成

シクロパラフェニレンはベンゼンをパラ位で環状につなげただけのシンプルで美しい有機化合物である。「最も短いカーボンナノチューブ」でもあることから、太さと長さが明確に決まった「純正カーボンナノチューブ」の完全化学合成の道を拓く、潜在的合成ビルディングブロックである。これほどシンプルな構造でありながら、75年以上にわたって、有機化学者の挑戦をことごとく退けてきた分子としても有名であった。今回、独自の戦略によって、市販の試薬からわずか6段階で、ベンゼン環12個からなる[12]シクロパラフェニレンを選択的に合成する新しい方法論の開発に成功した。

関連記事

  1. Programmable Synthesis of Multip…
  2. カーボンナノチューブのカイラリティ分布におけるアノマリーの統計的…
  3. Synthesis of Cycloiptycenes from…
  4. Selective Introduction of Organi…
  5. tert-Butoxide-Mediated C-H Bond …
  6. C-H Activation Route to Dibenzo[…
  7. Synthesis and Properties of [9]C…
  8. Direct Arylation of Polycyclic A…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

Flickr@Itamilab

天池先輩からコーヒースープ伴夫妻からのお歳暮です!潤さん、宮村さん、ありがとうございます!!武藤さん、ビールありがとうございます!平賀大都わーいやなさん、あつしさん、ありがとうございます!!だいぶ前だけど、Stripes look #ootdHalloween lookラインを洗う時ですら格好良く。戸谷先生教育実習!imageけいしゅう、誕生日おめでとう!誕生日は英吉家!!3年生に名古屋ぼろ勝ちアピール中!!アリシア卒業おめでとう女子会!
PAGE TOP