Itami Organic Chemistry Laboratory, Nagoya University

名古屋大学大学院理学研究科 有機化学研究室(伊丹研究室)

 

Itami lab News


  •   January - 17  産総研の見学ツアーに参加しました
  •   January - 16  伊丹教授が2011-2012 Novartis-MIT Lecturer in Organic Chemistryとして講演予定
  •   December - 21  第4回HOPEミーティング参加者に大町君が選ばれました
  •   December - 16  第38回有機典型元素化学討論会にて秦君がポスター賞を受賞しました
  •   December - 10  名古屋大学広報サイト「NUリサーチ」にて植田さんが特集記事に紹介されました
  •   December - 1  有機化学研究室は理農館5階東側に引っ越しました
  •   November - 26  若手女性研究者サイエンスフォーラムにて八木さんが総長賞を受賞しました
  •   November - 11  第100回有機合成シンポジウムにて武藤君がポスター賞を受賞しました
  •   October - 30  おおがきハーフマラソン2011に参加しました
  •   October - 22  第5回物質科学フロンティアセミナーにて梶野君がポスター賞を受賞しました
  •   October - 21  Japan-Singapore Chemicals R&D Conference 2011に参加してきました
  •   October - 9  研究室旅行2011−滋賀
  •   September - 29  第53回天然有機化合物討論会に参加してきました
  •   September - 28  名古屋大学広報サイト「NUリサーチ」にて当研究室の研究成果が紹介されました
  •   September - 23  第22回基礎有機化学討論会に参加してきました
  •   September - 23  第22回基礎有機化学討論会にて八木さんがポスター賞を受賞しました
  •   September - 19  [12]シクロパラフェニレンが研究用試薬として発売!
  •   September - 9  第58回有機金属化学討論会に参加してきました
  •   September - 6  有機金属若手研究者の会
  •   September - 1  伊丹教授の野副記念奨励賞受賞が決定しました
  •   August - 24  IRTGミュンスター大学派遣
  •   August - 13  山口助教が天然物談話会奨励賞を受賞しました
  •   July - 28  OMCOS-16に行ってきました
  •   July - 18  第3回ウミノヒカイ開催!
  •   July - 13  伊藤肇先生がいらっしゃいました。
  •   July - 12  植田さんが2011年ロレアル・ユネスコ女性科学者 日本奨励賞を受賞しました
  •   July - 10  月刊化学「いま未踏テーマに挑む」
  •   July - 10  現代化学「院試で学ぶ有機化学の基礎」連載中!
  •   July - 9  松浦さんが第46回有機反応若手の会ポスター賞を受賞(2年連続!)
  •   July - 2  院試頑張れコンパ2011

  • Recent Publications

    The 1,1-Carboboration of Bis(alkynyl)phosphines as a Route to Phosphole Compounds

    Juri Möbus, Quentin Bonnin, Kirika Ueda, Roland Fröhlich, Kenichiro Itami, Gerald Kehr, and Gerhard Erker

    Angew. Chem. Int. Ed. Early View. DOI: 10.1002/anie.201107398

    ホスホールはピロールの窒素原子がリン原子によって置換された複素環だが、他の5員環複素芳香族化合物と比べて芳香族性をほとんど示さない。他の五員環の複素芳香族化合物と比べてホスホールの合成法はあまり知られておらず、新たな合成法が望まれている。今回我々は、3 位にボリル基を有するホスホールをビス(アルキニル)ホスフィン類とトリス(ペンタフルオロフェニル)ボランからワンポットで1,1-カルボボレーション 反応により合成した。また、ホスホール環の3位にあるホウ素置換基に対して鈴木-宮浦カップリング反応を利用することで、アリール基の導入にも成功した。

    Pd(OAc)2/o-Chloranil/M(OTf)n: A Catalyst for the Direct C–H Arylation of Polycyclic Aromatic Hydrocarbons with Boryl-, Silyl-, and Unfunctionalized Arenes

    Katsuaki Kawasumi, Kenji Mochida, Tomonori Kajino, Yasutomo Segawa, and Kenichiro Itami

    Org. Lett. ASAP. doi: 10.1021/ol203235w

    フルオランテンのC–H/C–B, C–H/C–Si, C–H/C–H型直接アリール化反応

    多環性芳香族炭化水素(PAH)は有機光電子材料への応用が期待される化合物群であり、PAH誘導体の簡便かつ効率的な合成法への潜在的需要は大きい。
    すでに我々はフェナントレンやピレンなどのPAHをPd触媒およびオルトクロラニルの存在下、アリールボロン酸誘導体と反応させることにより、PAHの酸化的直接アリール化反応が効率よく進行することを報告している。今回我々は、同様の触媒系を用いることでフルオランテンを位置選択的にアリール化することに成功した。また、この反応がトリフルオロメタンスルホン酸銀の添加により加速されること、アリールボロン酸誘導体だけでなくアリールシラン誘導体や無置換アレーンもカップリングパートナーとして使用可能であることを明らかにした。

    Nickel-Catalyzed C−H/C−O Coupling of Azoles with Phenol Derivatives

    Kei Muto, Junichiro Yamaguchi, and Kenichiro Itami

    J. Am. Chem. Soc2011, ASAP. DOI: 10.1021/ja210249h

    Highlighted in Newspapers (Yomiuri, Chu-nichi, The Chemical Daily, Yahoo!News)

     ニッケル触媒を用いたアゾールとフェノール誘導体のC−H/C−O型クロスカップリング反応

    フェノール誘導体をアリール化剤として用いたカップリング反応は、ハロゲン化物を排出しない環境調和の面は言うまでもないが、豊富なフェノール誘導体を利用できる、C–X (X = ハロゲン) 結合とC−O結合をもつ化合物のC−O結合のみを変換できる等、有機合成において有用なツールとなる可能性を有する。我々は、このような芳香環C–O結合変換反応を、C–H結合変換反応と組み合わせたC–H/C–O型クロスカップリング反応の開発に着手した。その結果、新規ニッケル触媒を用いたはじめてのC–H/C–O型カップリング反応の開発に成功した。本反応はNi(cod)2と配位子dcypeを用いた場合にのみ劇的な配位子効果がみられ、目的のカップリング体を高収率で得られる。さらに、本触媒系ではフェノール誘導体としてアリールカルバマート、スルファマート、カーボネート、スルホネートなど多くの芳香環C–O結合をヘテロビアリール化合物に変換できることがわかった。

    なお、本結果は12月9日付の読売新聞中日新聞、12月12日付の化学工業日報に掲載された。名古屋大学プレスリリース「芳香族化合物とフェノール誘導体をつなげる新しい次世代型 クロスカップリング法の開発に世界で初めて成功 〜全く新しいニッケル触媒の開発が鍵〜

    Functionalization of a Simple Dithienylethene via Palladium-Catalyzed Regioselective Direct Arylation

    Hiroki Kamiya, Shuichi Yanagisawa, Satoru Hiroto, Kenichiro Itami, and Hiroshi Shinokubo

    Org. Lett. 2011, ASAP. DOI: 10.1021/ol2026069

    チオフェンの位置選択的C-Hアリール化を用いたジチエニルエテンの官能基化

    パラジウム触媒と種々のヨウ化アリールを用いることでジチエニルエテンのチエニル基に対してアリール基を導入することに成功した。非対称に置換されたジチエニルエテンも同様の方法で合成できる。本手法によって単純なジチエニルエテンから様々なマルチアリール化ジチエニルエテンを迅速に供給することが可能となる。

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