Yuuki Ishii, Sanae Matsuura, Yasutomo Segawa, and Kenichiro Itami
Org. Lett. 2014, ASAP, DOI: 10.1021/ol500643c
今回我々は、クロロ基を1つ有する[10]CPPを合成し、さらにその二量化に成功した。クロロ[10]CPPは官能基をもつCPPとして初の合成であり、様々な官能基に変換可能であることから、CPPへ多様な機能を付与する合成中間体として非常に有用である。クロロ[10]CPPのホモカップリング反応によって[10]CPP二量体を合成することに成功し、カーボンナノベルトの合成に大きな一歩を踏み出した。