Haruka Omachi, Yasutomo Segawa, and Kenichiro Itami
Org. Lett. 2011, ASAP. DOI: 10.1021/ol200730m
キラルカーボンナノリング−キラル型カーボンナノチューブの最短部分骨格−の合成
今回我々は、カイラル指数[15,14]で表されるキラル型カーボンナノチューブの最短部分骨格である[13]シクロパラフェニレン-2,6-ナフチレン ([13]CPPN) の合成に成功した。すでに合成に成功しているCPPは、アームチェア型 (カイラル指数 [n,n]) カーボンナノチューブの最短部分骨格であり、今後これらを用いることでキラル型やアームチェア型のカーボンナノチューブを自在につくり分けることが可能になると考えている。