Yasutomo Segawa, Takuya Kuwabara, Katsuma Matsui, Satoru Kawai, and Kenichiro Itami
Tetrahedron (Special Issue), 2015, ASAP, DOI: 10.1016/j.tet.2015.02.066
[10]CPPはC60フラーレンを選択的に包接できることからCPPの中でも特に重要な大きさである。今回我々は、パラジウムや白金を使わない[10]CPPの合成に成功した。新たに合成したU字型ユニットを、ニッケル錯体によるホモカップリングによって環化二量化することで、[10]CPP前駆体を合成した。X線結晶構造解析およびDFT計算によって、前駆体が歪みのない化合物であることを明らかにした。