“New paradigms in molecular nanocarbon science”
Iain A. Stepek, Mai Nagase, Akiko Yagi, Kenichiro ItamiTetrahedron 2022, 119, accepted. Special issue for the 65th anniversary of Tetrahedron.
「炭素の新しいカタチ」の探究は、科学技術の飛躍につながる。最近、ナノメートルサイズの炭素物質である(ナノカーボン)の合成が盛んに行われ、分子的に定義されたナノカーボンである「分子ナノカーボン」へのアクセスが可能になった。分子ナノカーボンの科学の進歩によって、カーボンナノチューブの部分骨格となる分子群や、ナノグラフェンの表面合成、新しい炭素同素体など、数々新領域が誕生してきた。本総説では、分子ナノカーボン科学における重要なブレークスルーについて述べるとともに、その課題についてまとめた。
(Graphical Abstractを名古屋大学ITbMの高橋一誠さんにつくっていただきました。)