Yuichiro Tsuchiya, Masahiko Yoshimura, Yoshikatsu Sato, Keiko Kuwata, Shigeo Toh, Duncan Holbrook-Smith, Hua Zhang, Peter McCourt, Kenichiro Itami, Toshinori Kinoshita, and Shinya Hagihara
Science 2015, 349, 864. DOI: 10.1126/science.aab3831
アフリカの食糧問題に希望の光 ~寄生植物の発芽を制御するタンパク質を発見~
寄生植物ストライガは、穀物の根に寄生して養分を吸い取る有害植物で「魔女の雑草」と呼ばれている。ストライガによる農業被害は、年間1兆円に上り、アフリカの食糧問題の要因の一つとなっている。 我々は、ストライガの発芽する過程を可視化できる分子「ヨシムラクトン」を設計・合成し、これを活用することでストライガの発芽を誘導するタンパク質を特定した。今回の発見はストライガの発芽を制御する薬剤の開発に応用可能であり、食糧問題解決の糸口として期待できる。
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