Brandon E. Haines, Takahiro Kawakami, Keiko Kuwata, Kei Murakami, Kenichiro Itami and Djamaladdin G. Musaev
Chem. Sci. 2016, Advance article. DOI: 10.1039/C6SC04145K
以前、我々が報告した銅触媒を用いたアレーンのC–Hイミド化反応のメカニズムについて、Emory大学Musaev教授のチームと共同研究を行った。計算化学を用いた検討により、Cu(II)-Cu(II)の二核錯体が活性種として反応系中で発生することが明らかになった。この活性種がN-フルオロベンゼンスルホンイミドと反応し、イミジルラジカルが生じており、アレーンとの反応により生成物である芳香族スルホンアミドが生成していることがわかった。さらに簡単な計算により、反応点を予測することが可能になった。
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