CPTはベンゼンとチオフェンが交互に環状に連なった分子で、円錐台形の構造を有する含硫黄カーボンナノリングである。その美しい構造故か単結晶X線回折によって興味深いチューブ状のコーン型パッキング構造を有するが明らかとなった。CPTの分子の形、コーン型パッキング構造、硫黄原子含有、いずれの特徴も”オニオンリング”に類似している。カバーピクチャーは名古屋大学ITbMの比留川治子氏作画による。
カバーピクチャーはこちら→http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201410932/abstract
論文はこちら→http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201409389/abstract