ブログ

Fe-Catalyzed Oxidative Coupling of Heteroarenes and Methylamines

Masaki Ohta, Matthias P. Quick, Junichiro Yamaguchi, Bernhard Wünsch, and Kenichiro Itami Chem. Asian J. ASAP.

DOI:10.1002/asia.200900157

鉄触媒を用いた芳香族化合物とメチルアミン類のC–H/C–Hカップリング反応の開発

炭素–炭素結合形成反応は有機合成の根幹をなす変換反応のひとつであるが、Pd触媒による有機金属化合物と有機ハロゲン化物のクロスカップリング反応に代表されるように、不要な共生物である金属ハロゲン化物の生成と廃棄を看過してきた。このような観点から、C–H結合のみを用いたクロスカップリング反応 (C–H/C–Hカップリング) は、理想的な炭素–炭素結合形成反応のひとつといえる。

我々は、メチルアミン類と芳香族化合物から有用なベンジルアミン誘導体を得るC–H/C–Hカップリング反応の開拓に挑み、RuやFeを中心金属にもつユニークな新触媒を開発することに成功した。また、開発した新触媒が分子内C–H/C–Hカップリング反応に適用できることを示した。さらに合成した二環性へテロ芳香族化合物のひとつが、σ1受容体への良好なリガンドとなる(Ki = 320 nM)ことを生物学的アッセイから明らかにすることができた。

関連記事

  1. ダブルNアリール化反応による窒素含有芳香族ベルト分子の合成
  2. Electro-Activated Conductivity a…
  3. A Quest for Structurally Uniform…
  4. Synthesis and properties of heli…
  5. C-H Activation Route to Dibenzo[…
  6. A Water-soluble Warped Nanograph…
  7. Selective Introduction of Organi…
  8. Rapid Access to Nanographenes an…

最近の記事

Flickr@Itamilab

天池先輩からコーヒースープ伴夫妻からのお歳暮です!潤さん、宮村さん、ありがとうございます!!武藤さん、ビールありがとうございます!平賀大都わーいやなさん、あつしさん、ありがとうございます!!だいぶ前だけど、Stripes look #ootdHalloween lookラインを洗う時ですら格好良く。戸谷先生教育実習!imageけいしゅう、誕生日おめでとう!誕生日は英吉家!!3年生に名古屋ぼろ勝ちアピール中!!アリシア卒業おめでとう女子会!
PAGE TOP