About Us

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Itami Laboratory, Nagoya University

自然に感動し、分子を愛し、夢を語る、 有機化学者でありたい

人に感謝される、かけがえのない「ものづくりの匠」でありたい

分子をつなげ価値を生み、人をつなげ輪を生む、 研究室でありたい

これが私たちの思いである

2008年6月より理学研究科物質理学専攻(化学系)・有機化学研究室を主宰しています。2021年4月現在、教授1名、准教授2名、助教1名、秘書3名、技術・事務補佐員5名、博士研究員6名、受託研究員1名、博士後期課程学生12名、博士前期課程学生12名、4年生7名の50人で研究を行っています。

世界に冠たる化学研究拠点である名古屋大学において、教育・研究活動に携わる機会を得た事は、私の研究人生における最大の転機になりました。私の専門は有機化学、有機合成化学です。「ものづくりの匠」有機合成化学者として純粋化学のみならず材料科学や生命科学の進展に少しでも貢献したいと思っています。分子をつなぎ価値を生む「合成化学」に4年生のときに出会ってから27年の月日が流れましたが、いまだにその魅力に取りつかれております。目の前のフラスコの中で世界初の「分子つなぎ」が行われていることを知ったときの興奮は何にもかえ難いものがあります。それを予め計画していればかなりの陶酔感を味わうことになります。あるいはそれが全く予期してなかった場合には自らの不才を嘆きますが、それに倍して自然の偉大さと単純明快さに感動します。これらの出会いと発見こそが、私にとっての化学の最大の魅力であります。

「原子・分子レベルから意のままに物質をつくりあげ、空間と機能を自在に操る」

という、化学者の共通の夢の実現に貢献したいと考えながらも、ただ日常は実験室の小さな発見に学生と一緒になって一喜一憂する合成化学者でありたいと考えています。
伊丹健一郎
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